ヘビをペットとして飼うことに興味はあるけれど、どの品種を選べば良いか迷う場合があります。野外で捕まえたり、専門のショップで購入したりしたけども手に負えなかったという声も聞かれます。
ヘビ飼育初心者の方には、はじめて飼うヘビは日本固有種のアオダイショウが適しているでしょう。無毒で基本的にはおとなしい性格です。
ここでは、初心者に向いているアオダイショウの特徴を紹介し、より扱いやすいcb個体について見ていきましょう。
ヘビ飼育に人気のアオダイショウ
日本固有種のアオダイショウは日本各地に広く分布し生息しています。成体になると体長100cm~200cmになる大型のヘビですが毒はなく、個体差はありますがおとなしい性格をしています。体の色は緑色か暗い黄褐色をしており、不明瞭な縦縞模様があります。
森林や農地に生息し、樹上性のため木の上にいる場合が多くあります。昼行性で日が昇っている時間に活動しネズミや鳥、鳥の卵などを主に食べ、夜間は物陰でじっとしています。
基本的におとなしい性格のため、乱暴な扱いをしない限り噛まれることは少ないですが、野生のアオダイショウの場合は、威嚇や噛む場合があります。
また毒はありませんが、野ネズミなどを捕食しているため口には雑菌が溜まっています。
野生のアオダイショウを捕まえて飼育する場合には、少しずつ人間に慣らしていく方法が良いでしょう。
飼育初心者はcb個体から
野外で捕獲したヘビではなく、飼育用に繁殖したヘビをcbと表現します。飼育初心者のメリットは次の通りです。
人為的に繁殖された個体(CB)は最初から人に慣れているため、野生のアオダイショウに比べて噛むことが少ない。
エサもショップで購入できるマウスを週に2~3回与えるだけで十分ですし、人に慣れているためハンドリングを嫌がらない。
まとめ
ここでは、ヘビ飼育初心者に向いているアオダイショウの特徴を紹介し、より人に慣れているcb個体について見てきました。
将来、いろいろなヘビの飼育や繁殖をしていくつもりならば、扱いやすいアオダイショウから入門してはいかかでしょうか。