日当たりの良い日に、のんびりと日光浴する。何とも贅沢な時間ですね。リラックスすると同時に体にとっても必要なビタミンDを作るためにも必要な行動です。

日光浴、紫外線を大量に浴び続けると白内障や皮膚病などの原因となりますが、不足すると別の病気を発症します。この人にとって大切な日光浴がヘビなど爬虫類にも必要だということをご存知でしたか。

今回は、ペットとして飼われるヘビの中でも人気のあるアオダイショウを取り上げ、特徴や日光浴の役割についてご紹介します。

昼行性のアオダイショウ

北海道から九州までの日本各地に生息するアオダイショウは日本固有種のヘビです。各地により個体差はありますが、成体で100cm~200cmと大型に分類されます。

毒はなく性格も比較的穏やかで扱いやすく、ヘビの飼育が初めての方に適しています。

道具も飼育ゲージと水入れ、シェルター(隠れ家)と床材があれば基本的に十分で、エサも週に2~3回与えれば大丈夫です。

ヘビというと夜行性をイメージしますが、日が昇っているときが活動時間の昼行性のヘビもおり、アオダイショウは昼行性に該当し夜は物陰にいます。

今回のテーマであるヘビに日光浴は必要かについては、結論からいうと必要です。とくに昼行性のアオダイショウには日光浴ができる環境を心掛けましょう。

次では、日光浴の役割について見ていきましょう。

アオダイショウ 日光浴

日光浴の役割とは?

太陽の光を浴びることで、紫外線から体内にビタミンDを作ることができます。ビタミンDの役割は血中のカルシウム濃度をあげる働きがあり、このビタミンが不足すると血中カルシウムが少なくなります。

すると体の対処として、不足を補おうと体内の骨を溶かしてカルシウムを補給し始めます。

結果、骨はスカスカで柔らかくなる「クル病」を発症します。この発症を予防するためにも日光浴は必要で、外からの紫外線が取りいれられない環境の場合には紫外線ライトなどを用いる対応が望まれます。

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まとめ

今回は、アオダイショウの飼育としてヘビにも日光浴は必要について紹介しました。ちょっと意外に感じるアオダイショウの日光浴でしたが脊椎動物である以上、大切なことだとお伝えしました。

日光浴は不要と思われている他の生き物にも、必要なことかもしれませんね。

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