ペットとしてヘビを飼育するというと驚かれる方もいるかもしれませんが、実際に飼っている方は日本に限ったことではなく世界中にいます。

日本で研究用ではなく、一般的に飼育されているヘビの代表は、シマヘビとアオダイショウです。同じナミヘビ科のナメラ属の仲間で無毒という共通の特徴を持ちます。

ここでは、シマヘビとアオダイショウそれぞれの飼育方法について見ていきましょう。

シマヘビの飼育方法

名前の通り体に縞があるのが特徴のシマヘビですが、全長が80~150cmと比較的大きなヘビです。

飼育ゲージを用意するときには、ヘビがとぐろを巻いたときの約3倍以上の面積が理想的です。専用のゲージを用いる場合もありますが、市販されているプラスチックケースの大きなもので対応もできます。

床材はウッドシェイブなどがありますが、コストの面で新聞紙やキッチンペーパーを利用も効果的です。脱皮の工程にも必要な水入れは、全身が入るくらいの大きなものを用意しましょう。

身を隠すことを好むヘビにはシェルターも用意します。また、冬眠をさせない場合にはヒーターが必要です。20度前後が一般的に適切とされています。

野生にいるシマヘビは、ネズミやカエルなどを捕食しているため、飼育にあたっては週に2~3回冷凍マウスを解凍して与えるのが一般的です。

アオダイショウ シマヘビ 飼育

アオダイショウの飼育方法

日本に生息するヘビの中で最も大きいにもかかわらず、個体差はありますがおとなしい性格を持つのがアオダイショウです。

飼育用のゲージは、プラスチックケースの大きなタイプで十分に可能です。床に敷く床材は、頻繁に排泄するため新聞紙などを用います。

ヘビの飼育に欠かせないのが水入れです。脱皮のためにも必要で、大きいアオダイショウが使っても大丈夫なように大き目な水入れを用意しましょう。シマヘビ同様、身を隠すことが好きなためシェルターの用意も必要です。

年間を通して飼育する場合にはヒーターが必要となり、エサは週に2~3回のマウスを与えます。

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・まとめ

ここまで、シマヘビとアオダイショウの飼育方法について見てきました。爬虫類を飼うとなると、大掛かりな飼育道具が必要と思いがちですが、道具を揃えても1万円以内で用意できます。ヘビの飼育に興味をお持ちの方、ご参考にして見てください。

 

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