アオダイショウの飼育には、どのようなサイズのケージを用意すればよいのでしょうか。
ヘビは変温動物なので、自分で温度調節ができません。ですので、アオダイショウに限らずそのヘビの育ってきた環境に極力近づけてあげることが一番理想的です。
温度管理やケージの大きさなど、様々な注意点を踏まえてアオダイショウにとって棲みやすい環境を考えてみましょう。
アオダイショウは日本の温度で飼育しやすい動物
アオダイショウは日本の固有種で、トカラ列島口之島以南を除くほぼ日本全国各地、草地から森林、水辺、耕作地、人家やその周辺と幅広く生活しています。ということは、ヘビの中でも私たちを取り巻く環境にごく近く、日本に住んでいる私たちにとっては比較的飼育しやすい種類のヘビともいえます。
最適な温度は15~25度と言われていますが、実際は冬眠させない場合、自然に人が暮らせる気温であればあまり神経質にならなくても大丈夫でしょう。
ただ気をつけなければならないのは真夏の温度管理で、特に最近は猛暑日も多いため、もし日中留守が多いようならクーラーをつけて外出するなど、気をつけたほうが良いかもしれません。ただしクーラーを使う際は、乾燥に気をつけてくださいね。
どちらにせよ日本国内で無理なく人が暮らせる温度であればあまり問題はありません。
飼育用のケージのついて
基本的にヘビは柔軟な体の構造、またとぐろを巻くという特殊な習性があるため、体の長さの割に飼育にはそれほど大きな面積を要しません。アオダイショウは全長が100~200センチくらいありますが、約90センチの水槽サイズで十分でょう。
欲を言えばアオダイショウは樹上に登る習性もあるため、ケージに高さがあるほうがより適しており、更に鑑賞する際にもアオダイショウの立体的な動きが楽しめます。
まとめ
私は基本的に暑がりでかつ風通しの良い場所に住んでいたので、ケージの温度調節について神経をとがらせたことはありませんでした。ただし近年は真夏の猛暑日が多いため、注意が必要でしょう。
執筆していてふと思ったのですが、外出もあまりせず、気温の変化に弱い高齢者に飼ってもらうのが一番最適かもしれません?!