アオダイショウ飼育時の餌として代表的かつ完全食ともいわれるのはもちろん冷凍ピンクマウスですが、 緊急時にも備えて違う餌も食べさせておきたいと思う方は少なくないのではないでしょうか。
アオダイショウの餌で1番手に入りやすいものとして卵を思い浮かべる方も多いと思います。
では、アオダイショウは本当に卵を食べるのでしょうか。またその大きさは?検証してみたいと思います。
アオダイショウは市販の卵を食べるのか?
アオダイショウは目も耳も悪く、匂いと温度で餌を認識することからか、消毒洗浄された市販の卵は食べないだろうとみている方が多いようですが、そんなことはありません。
もちろん繁殖された個体か野生個体なのか、また性格や好みも関係してきますが、基本的には卵は好物だと思ってよいでしょう。ちょうど日本人にとってのマグロみたいなものです。
人気があり大好きという人が多いけれど、嫌いな人も食べられない人もいますよね。ただし栄養価としてはそれほど期待できませんので、飼育下では嗜好品として扱うべきでしょう。
また飼育下で一度与えたところ、卵以外食べたがらなくなり、その後の給餌に苦労したという声も聞かれますので、与える際は注意してください。
アオダイショウが捕食できる卵の大きさは?
アオダイショウに適した餌の大きさの見極め基準として、胴体の一番大きい部分に合わせると良いといわれていますが、ご存じの通り殻を割ればほぼ液体なので、卵に関してはこの限りではありません。
当然胴より大きいですし、あごも驚くほど開くため食べられる卵の大きさを基準値として示すことは大変難しいのですものですが、経験則として成体のアオダイショウであれば市販の卵を飲み込むことは容易です。そして丸飲みしたあと、食道部の頸椎にある突起を使って殻を割るといわれています。
まとめ
アオダイショウが卵を飲み込む様も見ものですが、体内で卵を割るときの音などもまた見事です!ただし一度与えると癖になることもあるのでご注意ください。