白い蛇を見たことがありますか?蛇に限らずとも白い動物に出会ったことがありますか?
彼らは『アルビノ』と呼ばれ、見た目が白いことが特徴です。その『アルビノ』について調べてみました。
アルビノとは?
人間においても動物においても、とても稀ですが先天的に皮膚・髪(体毛)のメラニン色素が欠乏する遺伝子疾患をもって生まれることがあります。
動物の場合、体毛・皮膚が白く、瞳孔は毛細血管が透けて見えるので赤い目をしています。また白変種と呼ばれるものは、アルビノとは違い先天的疾患ではないので、カラダは白くても遺伝子情報は正常であり、メラニンの生産も行われていますので瞳孔は黒いです。
このアルビノの症状をもって生まれる生物の種類は今までに数多く発見されており、哺乳類、魚類、鳥類、爬虫類などさまざま。白いキツネ、ネズミ、リス、カラス、クジャク、ワニ、カメ、サメ、イルカ、ペンギンなど、とても珍しいですよね。
日本においては山口県の岩国市に白いアオダイショウの個体が存在し、国の天然記念物に指定されています。
岩国では昔から白蛇を信仰の対象として崇めており、高い頻度でアルビノの個体が見られていたようです。現在も岩国白蛇保存会の庇護下において、数百頭が管理されています。
野生で会える確率は?希少価値のアルビノ。その値段は?
昔は野生で白蛇を目撃した、という情報も度々あったようですが、現在ではほとんど見る事はないといいます。やはり白いカラダが目立ち天敵に狙われやすく、野生で生き抜くことが難しいのだとか。
アルビノのアオダイショウは希少価値が高く、ペットとして出回ることは稀であり、その値段も非常に高いといいます。7万前後で販売されたという情報もありますが、十数万での取引もあるらしく、こればかりは、購入する店やサイトで違いが出てくるのではないでしょうか。どちらにしても高価な種類には違いないです。
まとめ
岩国ではアルビノのアオダイショウを守り神として現在も住民から愛護されています。
確かに白蛇を見るとなんだか素敵なご利益がありそうな気がしますよね。白蛇様を目にしたらついつい手を合わせてしまうかも?